高配当ETF SPYD・HDV・VYMの構成比較

今回は、高配当米国ETFとして有名なSPYD・HDV・VYMの構成銘柄についてまとめたいと思います。私は3つとも保有しております。2019年ごろにyou tubeを見て色々違いは勉強したのですが、結局どれにするか決めきれずに3つに分散で投資することにしました。

今回は3つを改めて比較しこのまま3つ保有し続けるのか、一部売却して集約するのかを決定していきたいと思います。

目次

構成銘柄数について(S&P500との重複銘柄)

構成銘柄数については以下のとおりとなっています。【】内はS&P500に含まれる銘柄の重複銘柄です。【】内の銘柄はS&P500にも含まれていることになります。

  • SPYD80銘柄【80銘柄】
  • HDV75銘柄【56銘柄】
  • VYM456銘柄【191銘柄】

SPYDは全銘柄がS&P500と重複しており、HDVも7割以上が重複していることになります。一方でVYMはS&P500とそれほど重複していないことが確認できます。

各ETFの重複銘柄

  • SPYDの80銘柄のうち、58銘柄(72.5%)がVYMと重複しています。
  • HDVの75銘柄のうち、72銘柄(96%)がVYMと重複しています。
  • HDVの75銘柄のうち、25銘柄が(33.3%)SPYDと重複しています。

HDV・SPYDで投資している銘柄は、7割以上がVYMで投資していることになります。一方でHDVとSPYDは重複が3割程度となっています。

各ETFのウェイト決定方法

  • SPYD➡均等配分
  • HDV➡配当支払の資金余力
  • VYM➡時価総額加重平均

VYMはS&P500構成銘柄と重複していない銘柄に投資をしていますが、時価総額加重平均でウェイトを決定しているため、構成比率で見るとS&P500構成銘柄の割合が高くなり、9割以上を占めてしまいます。

よって、銘柄数では、割合が少ないものの実態としてはS&P500構成銘柄の値動きに影響を受けてしまします。

各ETFの分配利回り・セクター比較

分配利回りは、SPYD>HDV>VYMとなっております。

SPYDは他の二つが含んでいない不動産を含んでいるのが大きな特徴です。

VYMは金融、HDVはエネルギーやヘルスケアセクターが大きなウェイトを占めています。

どのセクターの比重が高いかは注意しておいて損はないはずです。

再度比較した結果を受けての投資方針

冒頭でお伝えしたとおり、私はSPYD・HDV・VYMの3つのETFに投資をしています。

今回改めて比較してみるとVYMに投資をすることでSPYD・HDVの構成銘柄の7割以上に投資できるということがわかりましたので、SPYDとHDVを売却してVYMへ投資することとしました。分配利回りは3つの中では劣るものの最も値上がり益を狙うことができるのがVYMだからです。

この3つのETFに投資した際は、キャピタルゲインよりもインカムゲインが欲しいと思う気持ちが強かった時期でありました。改めて勉強している中でキャピタル重視の投資方針と改めたことから上記の判断となりました。

もともとインカムゲイン目当てで投資したためキャピタルゲインは求めていなかったにもかかわらず円安相場に支えられて大きなキャピタルゲインも手に入れることができ感謝しております。

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