FRB(中央銀行)の量的引締策によるバランスシート縮小を会計仕訳で整理

FRB(米連邦準備制度理事会・アメリカの中央銀行)がインフレに対する量的引締策としてバランスシート(BS)を縮小させるということをニュース等で目にしますよね。

私もこれを聞いてなんとなくは理解したつもりになっていましたが、本質を理解できていないなと思い、整理してみました。

参考文献は下記のとおりです。

  • 日本銀行及びFRBのBS
  • 全国銀行協会公表の勘定科目一覧
  • 財務省のBS
  • MMT現代貨幣理論の基礎(シェイブテイル)

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目次

QE(量的緩和策)・QT(量的引締策)の効果について

●QEの流れ:中央銀行が国債を買い入れると、買い手が増え国債供給量が減る⇒債券価格が上がる⇒金利が下がる    (中央銀行は直接政府から国債を買えないため民間金融機関から国債を買う➡市中金融機関に資金が供給され、市中の貨幣供給量が増える)

●QTの流れ:中央銀行が国債の買い入れを停止すると、買い手が減り国債供給量が増える⇒債券価格が下がる⇒金利が上がる(中央銀行は直接政府から国債を買えないため民間金融機関から国債を買う➡中央銀行が買ってくれないので民間金融機関が使用できる資金量が減り、市中の貨幣供給量が減る)

※テーパリング(tapering)⇒QEの段階的縮小(償還を迎えた債券の再投資の縮小等)

中央銀行のBS縮小を会計仕訳で考える

下記のとおりまとめました!QTによりなぜ中央銀行のBSが縮小するかを会計仕訳で整理しております!

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